2022.4.19
, EurekAlert より:
サイクリングは、筋強直性ジストロフィー1型(MD)患者にいくつかの臨床的、身体的、代謝的利点をもたらした、というカナダ・マクマスター大学からの研究報告。
研究チームは、MD患者11人を対象に、身体の健康を回復および維持する上でサイクリングがどれほど効果的であるかを検証した。
その結果、1回35分、週3回、12週間のサイクリングによって、MD患者の全体的なフィットネスレベルが32%向上したことが明らかになったという。
参加した患者にはまた、筋肉量の1.6kgの増加と体脂肪の2%の減少がみられたという。12週間の試験の終わりの検査では、6分間で47m多く歩くことができた。
「利用可能な治療法がないため、私たちのデータは、DM1の臨床的進行を部分的に緩和するための主要な介入としての運動の有効性を裏付けています。さらに、DMの病態生理における核小体低分子RNA(snoRNA)およびその他の非コードRNAの関与の証拠を提供するものです」と研究チームは結論付けた。
出典は『臨床研究雑誌』。 (論文要旨)
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