2022.4.12
, EurekAlert より:
人工甘味料、特にアスパルテームとアセスルファムKを大量に摂取する者は、摂取しない者と比べて、全体的ながんリスクが高いようだ、という仏ソルボンヌパリノール大学からの研究報告。
研究チームは、2009年に開始された進行中のウェブベースのコホート研究(NutriNet-Sante)から、102,865人のフランス人成人のデータを用いて、人工甘味料の摂取量とがんのリスクの関係を解析した。
年齢、性別、学歴、運動、喫煙、肥満度など種々の交絡因子を調整した結果、人工甘味料、特にアスパルテームとアセスルファムKを大量に摂取する者は、非摂取者と比較して、全体的ながんのリスクが13%高いことを発見したという。特に乳がんと肥満関連がんのリスクが高かったという。
「私たちの調査結果は、他の大規模コホートおよび実験的研究によって明らかにされた基礎となるメカニズムによって再現される必要がありますが、食品や飲料の砂糖の安全な代替品としての人工甘味料の使用をサポートしておらず、潜在的な健康への悪影響に関する論争に対処するための新しい重要な情報を提供するものです」と研究チームは結論付けている。
出典は『プロス医学』。 (論文要旨)
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