2022.3.23
, EurekAlert より:
糖尿病患者が特定の食品を食べる時間は、分量やカロリーと同じくらい重要である可能性があるかもしれない、というハルビン医科大学からの研究報告。
研究者らは、心臓病で死亡するリスクを判断するために、米国の2003年から2014年の国民健康・栄養調査から糖尿病患者4,642人のデータを分析した。
解析の結果、朝にジャガイモやでんぷん質の野菜を摂取し、午後に全粒粉を摂取し、夕方にブロッコリーなど暗緑色野菜(dark vegetable)、牛乳などを摂取した糖尿病患者は、心臓病で死亡する可能性が低いことを発見した。また、夕方に加工肉をたくさん摂取した人は、心臓病で死亡する可能性が高かった。
「朝にジャガイモ、午後に全粒粉、夕方に野菜と牛乳、そして夕方の加工肉を少なくすると、糖尿病患者の長期生存率が向上することがわかりました」と研究者は述べている。「糖尿病の栄養ガイドラインと介入戦略は、将来的に最適な摂取時間についても統合していく必要があるでしょう。」
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
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