2022.3.22
, EurekAlert より:
世界で最も退屈な人のステレオタイプとは、TVを見るのが好きで、街に住んでいる、信心深いデータ分析者であるようだ、という英国エセックス大学からの研究報告。
研究チームは500人以上の人々を対象に5つの実験を行った結果、データ分析、経理、税務/保険、清掃、銀行業が、最も面白みのない職業と思われていることを発見した。
退屈であると認識されることは、能力が低く、対人関係の温かみに欠けると受け取られやすいことも研究チームは発見した。そのような認識は、危害、依存症、メンタルヘルス問題のリスクを高める可能性があるという。
しかしまた、そのような否定的な認識にもかかわらず、社会は人々に銀行や会計業務のような役割を求めている。
「退屈と思われている人々が有能であるとみなされていなかったのが、私には興味深いことでした」と研究者はコメントしている。「実際には、銀行家や会計士は極めて有能で社会において力を持っています。おそらく私達は、彼らに退屈というステレオタイプを張り付けるべきではないでしょう。」
最も退屈な仕事トップ5: 1)データ分析(データ入力、アクチュアリー) 2)経理 3)税務/保険 4)清掃 5)銀行業 最もエキサイティングな仕事トップ5: 1)舞台芸術 2)科学 3)ジャーナリズム 4)医療専門職(医師、歯科医師) 5)教職
出典は『性格と社会心理学公報』。 (論文要旨)
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