2022.3.14
, EurekAlert より:
運動は、COVID-19感染症から回復して数か月後に、糖尿病やうつ病を発症する可能性のある炎症の悪循環を断ち切る可能性がある、という米国ペニントン生物医学研究センターによる仮説提唱。
コロナ後遺症(Long COVID)に苦しむ人の数は不明だが、感染者の15-80%に及ぶと推定されている。
その解決策のひとつは運動である、と研究チームは述べている。
「1マイル走ったり、活発に歩く必要はありません」と筆頭著者のキャンディダ・ロベロ博士は言う。「ゆっくり歩くことも運動です。理想的には、30分の運動セッションを行います。でも、一度に15分しか実行できない場合は、15分のセッションを2回実行してみてください。1日1回15分しか歩けない場合は、そうしてください。重要なことは試みることです。どこから始めても構いません。推奨されるレベルの運動まで徐々に積み上げることができます。」
「私たちは、身体活動が健康的な生活の重要な要素であることを知っています。この研究は、運動が高血糖と2型糖尿病の発症または進行につながる可能性がある、炎症の連鎖反応を断ち切ることを示しています」と共著者のジョン・カーワン博士は述べている。
出典は『スポーツと運動科学レビュー』。 (論文要旨)
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