2022.2.8
, EurekAlert より:
日々のちょっとした身体活動は認知機能に良い影響を及ぼすかもしれない。米国カリフォルニア大学サンディエゴ校からの研究報告。
研究チームは、種々の疾患をもち異なる認知状態の男女90名(平均年齢59歳、72%が男性)を対象に、14日間にわたって身体活動量計を装着してもらい、1日2回スマホで生態学的瞬間認知評価(EMCT)を実施した。
その結果、身体活動が高かった日は、実行機能EMCTの成績がより良好であることが明らかになったという。
「それは非常に直線的な関係でした」と主任研究者のレアンヌ。ムーア博士は述べている。「私たちはそれを見つけるだろうと仮定していましたが、身体活動を増やすようには言っていなかったので、確信は持てませんでした。彼らは毎日やっていることをただやっただけです。」
「認知のこれらの小さな毎日の変動に累積的で長期的な影響があるかどうかはまだわかりません」と筆頭著者のズヴィンカ・ズラタール博士は述べている。「それは私たちが次に研究することを計画していることです。監視されていない設定で、時間の経過とともにさまざまな強度で身体活動を行うことで、脳の健康と持続的な行動の変化を長期的に改善できるかどうかを確認します。」
出典は『JMIR mヘルスとuヘルス』。 (論文要旨)
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