2022.2.2
, EurekAlert より:
食事介入によって、コレステロールを効果的に低下させることが可能なようだ、という米国メイヨークリニックなどからの研究報告。
研究チームは、多施設共同ランダム化二重盲検自由生活クロスオーバー臨床試験を実施した。各フェイズ4週間、洗い出し期間4週間とした。参加者は男性18名、女性36名で平均年齢は49歳、平均LDL-コレステロールは131mg/dlだった。
介入時に参加者は、食事の一部をStepOne Foods(LDLコレステロールを下げるのに役立つように正確に処方された製品を1日2回摂取する食事システム)に置き換えた。クルミなどの本物の材料から完全に作られ、コレステロールプロファイルにプラスの影響を与えることが知られている、チョコレートバーからストロベリーバナナスムージーまで、Step OneFoodsのさまざまなホールフードベースのスナックを食べた。これらの研究用食品は、全食物繊維、植物ステロール、ALAオメガ3脂肪酸および抗酸化物質を含む栄養を提供するために特別に配合された。参加者は、彼らがすでに摂取していた同様の食品の代わりにこれらのスナックを摂取するように指示された。
その結果、急速で非常に有意なコレステロールの低下が観察されたという。最終的に、参加者は30日以内にLDL-コレステロールが平均9%減少し、一部の参加者は30%を超えるLDL-コレステロールの減少を経験した。
研究チームは、Step One Foodsを摂取した結果を類似の大手食料品店ブランドと比較した。各参加者は、これらの主要ブランドを30日間摂取した。研究のこの段階では、コレステロールの低下は見られなかった。
「栄養は心臓病の7つの修正可能な危険因子のうちの5つに寄与しますが、患者に食事を変えさせることは非常に困難です」と共著者でSep One Foods社創業者のエリザベス・クロダス医師は述べている。「この調査は、私たちが成功したときに何が可能かを強調しています。小さな食品ベースの介入からそのような重大なコレステロールの影響を達成することの意味は深いです。30日で国の健康を変えることができるのです。」
出典は『栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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