2022.1.20
, EurekAlert より: 
外部からの制約なしに動ける自由が創造性を高めるようであり、それは座っていても有効なようだ、という独マクシミリアン大学ヴュルツブルクからの研究報告。
動くことは我々が創造的に考えるのに役立つ。この洞察は2000年以上前の古代ギリシャの哲学者にはすでに知られていたが、科学的にはどうなのだろうか。めったに動かない人は創造性が低下するのだろうか。
「私たちの研究は、私たちがより柔軟に考えるのに役立つのは運動そのものではないことを示しています」ユリウスマクシミリアン大学ヴュルツブルクのバーバラ・ヘンデル博士は述べている。代わりに、自己決定的な動きをする自由に理由があるという。
したがって、座っている間の小さな動きでも、創造的思考に同じプラスの効果をもたらす可能性があるという。研究チームは研究から具体的な動きの提案はしていない。「重要なことは、外部の制約なしに動く自由です。」
重要なのは、動きが抑制されたり、規則的なパターンに強制されたりしないことだという。「残念ながら、これは人々が例えば小さな画面に集中するときに起こります」とヘンデル博士は説明している。
したがって、スマホやその他のデバイスの使用が増えると、創造性などの認知プロセスに悪影響を与える可能性があるという。
また研究チームは、制限条件に応じて、まばたきの割合と被験者間の創造性スコアの間に有意な相関関係があることを発見したという。
「自由な歩行と同様に、自由な座り方も発散的思考を改善します」と研究チームは述べている。
出典は『心理学研究』。 (論文要旨)
|