2021.12.14
, EurekAlert より:
身体活動を促進するための便利でアクセス可能な方法を提供するように設計されたテクノロジーベースの健康および運動プログラムとアプリは、社会経済的地位が低いユーザーにとって劇的に有益ではないようだ、という英国エクセター大学からの研究報告。
研究チームは、デジタルヘルスプログラムがすべての社会経済的背景のユーザーに等しく有益であるかどうかを判断するための系統的レビュー&メタ分析を実施した。
過去30年間に公開された14,000件以上の研究をスクリーニングし、デジタルテクノロジー(モバイルアプリ、ウェブサイト、スマートウォッチなどのウェアラブルヘルステクノロジーなど)の人々の身体活動に及ぼす有効性を評価した19件のランダム化比較試験のを選択した。
解析の結果、研究チームは、社会経済的地位が高い人々はそのような技術を使用することから有意かつ長期的な利益を示したが、社会経済的地位が低い人々は認識できる利益をまったく示さなかったことを発見した。
「これらのデジタル介入が使用した技術の数や種類、および結果として生じる低社会経済グループまたは高社会経済グループの身体活動行動の変化との関連は見られなかった」と研究者はコメントしている。
出典は『国際行動栄養学と身体活動雑誌』。 (論文要旨)
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