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[病気]  食事、腸幹細胞、病気の新しい関連をマウスで発見
2021.12.3 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

正常な腸細胞は5-7日ごとに再生するが、高脂肪食や高糖質食は、腸細胞を作る腸幹細胞の分化を混乱させるようだ。独ヘルムホルツツェントラムミュンヘンの報告。

研究チームは、マウスを用いた動物実験において、27,000個の腸細胞のプロファイルを作成し、高脂肪/高糖食または対照食を与えた場合の変化を検討した。

その結果、高脂肪/高糖食を与えられたマウスでは、腸幹細胞の分裂、分化が著しく加速されることを発見したという。チームは、これが多くのがんにみられる腫瘍増殖の加速に関連しており、最終的には腸がんのリスクを高めるのではないかと考察している。

また不健康な食事は腸内のセロトニン産生細胞の減少につながることが示された。その結果として、糖尿病でしばしばみられる腸無力症や食欲の増加がもたらされる可能性があるという。

さらに研究チームは、吸収細胞が高脂肪食に適応し、それらの機能が高まり、その結果体重増加を直接促進することを示した。

本研究結果は、高カロリー食に関連する病気のメカニズムの新しい理解につながるものだ、と研究チームは述べている。

出典は『ネイチャー代謝』。 (論文要旨)      
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