2021.11.30
, EurekAlert より:
シーフードの摂取と血中水銀レベルは成人の死亡リスクに関連しないかもしれない、という米国テネシー大学などからの研究報告。
研究チームは、米国成人17,294名を対象とした前向きコホート研究のデータを解析した。米国国民健康・栄養調査(NHANES)2003年から2012年のサイクルの20歳以上の参加者が含まれ、2015年12月31日までの死亡記録が追跡調査された。
解析の結果、シーフード摂取量の1日当たり1オンス(28.3g)の増加は、全死因による死亡および心血管系疾患関連の死亡との間に関連が見られなかったと報告した。さらに、血中水銀レベルは、全死因および心血管系疾患関連の死亡と関連が見られなかったという。
これらの調査結果は、水銀曝露、シーフード消費、および心血管の健康増進に関する将来の公衆衛生ガイドラインに情報を提供する可能性がある、と研究チームはまとめている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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