2021.11.24
, EurekAlert より:
制限された食事から、好きなだけ食べる食事に切り替えることは、後の生殖能力に影響を及ぼすようだ、という英国イーストアングリア大学のショウジョウバエを用いた実験結果の報告。
研究チームは、雌のショウジョウバエに摂食制限をすると寿命が延長することを発見した。その雌は、食事制限なしの雌に比べて子供が少なかった。
けれども、摂食制限をした後に、自由摂食でいくらでも食べられるようにすると、子作りの回数が増え、摂食制限したままの雌の3倍の子を産むようになったという。
ただし、寿命も、食事制限をしなかった雌のハエと同じレベルまで短縮した。
「このモデル生物での研究成果は、ヒトにより適したアプローチを使用して、これをさらに調査する価値があることを示唆するものだ」と研究者はコメントしている。
出典は『英国王立協会論文集B: 生物科学』。 (論文要旨)
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