2021.11.22
, EurekAlert より:
12週間のグループベースの運動プログラムによって、乳がん生存者が生活の質、身体活動レベル、身体機能を改善した、という米国テキサス大学からの研究報告。
研究チームは、コミュニティベースのプログラムが、乳がん生存者にうまく到達して良き支援となり、彼らの身体機能の改善に効果的である可能性があることを発見したという。
『がん後のアクティブな生活(ALAC)』プロブラムは、身体活動リソースへのアクセスが不足していることが多いマイノリティおよび医学的に十分なサービスを受けていない乳がん生存者を対象としたプログラムである。12週間にわたる毎週のグループセッションで、行動変容のための認知および行動スキル、短時間身体活動、がん生存者のための関連コンテンツのトレーニングが提供された。
研究チームは、127名の患者のデータを分析した結果、身体活動、身体機能、(精神的および身体的な)生活の質が、有意に改善されたことを発見した。
「私は、行動変容の各段階にある幅広いがん生存者を対象とすることを望んでいる。ここには、行動変容を考慮中の人、現在変更中の人、行動変容を維持している人、または行動を維持できない人が含まれる。身体活動に関連する動機と患者の日常の経験をよりよく理解して、これらの集団の行動維持のためにどのような追加のサポートが必要になるかを調べたい」と研究者はコメントしている。
出典は『がん』。 (論文要旨)
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