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[女性]  高齢女性のための運動介入の都市参加者は他の人より健康だった
2021.10.19 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

フィンランド東部のクオピオでの高齢女性に対する運動介入(クオピオ転倒予防研究)の都市参加者は、非参加者や招待されていない地方の女性よりも、ベースラインでより健康で機能的能力が優れていた、という東フィンランド大学からの研究報告。

参加者はまた、農村地域に住む同じ年齢層の女性よりも裕福だった。これらの観察結果は、結果の一般化に影響を与える可能性のある選択バイアスを示しているという。選択バイアスは、これまでこのタイプの設定でこれほど包括的に研究されたことはなかった。

クオピオ転倒予防研究では、年配の女性の転倒と骨折を予防するためのランダム化比較試験介入が実施された。クオピオに住む約5,500人の女性が研究に参加するよう招待され、そのうち900人以上が最終的に参加した。

今回のサブスタディは、研究に参加した女性と同じ年齢層の他の女性との違いを調査することを目的とした。

参加者は、クオピオ市街地から招待されたが参加しなかった約4,500人の女性、および周辺の農村地域に住んでいて参加を招待されなかった同年齢層の約7,100人の女性と比較された。

研究チームは、参加者が若く、教育水準が高く、身体的により活発で機能的に能力があり、非参加者や招待されていない地方の女性よりも身体的および精神的健康が優れていることを発見した。

さらに、彼らは彼らの機能的能力を測定する臨床試験でより良い成績を収めた。

参加者は以前に転倒や骨折が多かったが、それでも転倒の恐れは他のグループよりも低かった。

さまざまな病気の有病率の違いは、都市部と農村部の参加者の間でも観察された。たとえば、心血管疾患と多くの筋骨格系障害は、農村地域の女性の間でより一般的だった。

「人口ベースの身体運動とライフスタイルの介入では、参加者は身体的および精神的健康、機能的能力、社会人口統計学的状態の両方の点でより良い状態になる可能性が高くなる。実用上の理由から、ランダム化比較試験は都市部の人口に限定されることが多く、都市部と農村部の間の健康の不平等のために必然的に選択バイアスが発生する。これらの要因は、結果の一般化に影響を与える可能性がある」と筆頭著者であるトンミ・ヴィルプナホ博士はコメントしている。

出典は『臨床疫学雑誌』。 (論文要旨)      
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