2021.10.12
, EurekAlert より:
特定の習慣的な活動と認知機能低下の防止との間には関連がみられるようだ、というカナダ・サイモンフレイザー大学からの研究報告。
研究によれば、ガーデニングやウォーキングなどの中強度の身体活動、および教育、芸術、音楽などの学習活動が認知機能低下のリスクを低下させることが明らかになったという。
研究チームは、3年以上にわたり、4,000人を超える高齢者の脳の健康状態を追跡した。彼らは、機械学習アルゴリズムと英国の老化縦断研究データベースを使用して、特定のライフスタイル要因の利点を研究すると同時に、過去に研究者がより明確な因果関係を築くことを妨げてきた交絡効果を制御した。
「高齢者の世界人口は増加しており、ライフスタイルアクティビティが高齢者の認知的健康低下を防ぐのに役立つという発見は、カナダ人とそれ以外の人々の新しい臨床実践とより良い健康転帰につながる可能性がある」と主任研究者のシルヴェイン・モレノ教授は語っている。
出典は『加齢神経科学の最前線』。 (論文要旨)
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