2021.10.5
, EurekAlert より:
中強度から高強度の身体活動(MVPA)は、座位時間にかかわらず、心肺フィットネスレベルを高めるようだ、という米国ボストン大学からの研究報告。
研究チームは、フラミンガム心臓研究の参加者2,070名(平均年齢54歳、女性51%)を対象に、現在と7.8年前の心肺フィットネスレベルおよび身体活動状況を比較した。
その結果、過去から現在にかけての、1日の歩数およびMVPAの増加と座位行動の減少は、心肺フィットネス(VO2)の増加に関連していることを発見したという。
1日当たりのMVPAの17分増加、歩数の4,312歩増加、または座位時間の249分の減少は、最大VO2の5%(1.2mL/kg/min)増加に関連していた。
1日の歩数またはMVPAが平均以上の者は、座位行動の多い少ないにかかわらず、平均最大VO2が平均以上であった。
我々の調査結果は、さまざまなタイプの身体活動と多次元心肺フィットネス測定値との関係の詳細な評価を提供し、身体活動(特にMVPA)の好ましい縦断的変化がより客観的なフィットネスに関連していることを示唆している、と研究チームはまとめている。
「さまざまな形態の習慣的な身体活動と詳細なフィットネス測定値との関係を確立することにより、我々の研究が、ライフコース全体の体力と全体的な健康を改善するために最終的に使用できる重要な情報を提供することを願っている」と筆頭著者のマシュー・ナヨール助教授はコメントしている。
出典は『欧州心臓雑誌』。 (論文要旨)
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