2021.10.1
, EurekAlert より:
社員食堂で食事のポーションサイズを縮小し、高カロリーの食品・飲料を低カロリーのオプションに代えると、社員の購入カロリーが減少した、という英国ケンブリッジ大学からの研究報告。
研究チームは19の社員食堂で、6か月間にわたって、食事のポーションサイズを縮小し、高カロリーの飲食物の入手可能性を変更した場合の購入カロリーへの影響を試験した。
その結果、高カロリーの飲食物を低カロリーのオプションに変更することで、平均購入カロリーが4.8%減少した。それに加えて、ポーションサイズを約14%縮小することによって、平均購入カロリーは11.5%減少した。これは典型的な労働者にとっては1日約50kcalの減少であるという。
「職場、学校、大学のカフェテリアがこれらの変更を実施した場合、これはカロリーの過剰消費を減らし、人口レベルの肥満を減らすための広範な取り組みに役立つ可能性がある」と筆頭著者のジェームス・レイノルズ博士は語っている。
食堂の収益も2.6-5.7%減少したが、これはメニューによるものであり、「販売する製品を変更するか、より健康的な食品オプションをより魅力的にするための追加戦略によって、収益のわずかな減少を補うことができるはずだ」とレイノルズ博士はコメントしている。
出典は『プロス医学』。 (論文要旨)
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