2021.9.6
, EurekAlert より:
自身の運動目標を設定し、ただちにそれを実行に移す場合、ポジティブな結果が得られる可能性が高まるようだ、という米国ペンシルバニア大学からの研究報告。
研究チームは、複数の低所得地域に住む主要心血管系事象のリスクが高い500名を対象に、24週間にわたるランダム化臨床試験を実施した。
すべての参加者がウェアラブルデバイスを使用して毎日の歩数を追跡し、ベースラインレベルを確立した。その後、対照群または4つのゲーミフィケーション介入のいずれかにランダムに振り分けられた。各群は、毎日の歩数目標の設定方法(自己選択または割り当て)および実装法(即時または段階的に)のみが異なっていた。
介入の結果、対照群と比較して、自己選択かつ即時の目標をもった参加者は、介入期間中の毎日の歩数が大幅に増加したという(平均1,384歩の増加)。
「自分の目標を選択する個人は、本質的にそれを実行するように動機付けられる可能性が高くなる」と主任研究者のケビン・フォルプ博士は述べている。「彼らは目標が彼らのものであるように感じ、それがおそらくより大きな関与を可能にするのだろう。」
出典は『JAMA心臓病学』。 (論文要旨)
|