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[高齢者]  ハーブ成分がパーキンソン病を予防および治療する?
2021.8.27 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ハーブやベリーその他のフルーツに自然に含まれる化合物ファルネソールが、パーキンソン病に関連する脳損傷を予防および回復させるという証拠を追加した、という米国ジョンズホプキンス大学による動物実験の報告。

香料や香水製造に使用されるこの化合物は、病気の進行に関与する重要なたんぱく質であるPARISを不活性化することにより、マウスの脳でドーパミンを生成するニューロンの喪失を防ぐことができるという。このようなニューロンの喪失は、運動と認知に影響を及ぼし、振戦、筋肉の硬直、錯乱、認知症などのパーキンソン病の特徴的な症状を引き起こす。PARISをブロックするファルネソールの能力は、このたんぱく質を特異的に標的とする新しいパーキンソン病治療薬の開発を導く可能性がある、と研究チームは言う。

この新しい報告では、PARISを阻害するものを見つけるために薬物の大規模なライブラリをスクリーニングすることにより、研究チームがファルネソールの可能性をどのように特定したかを詳述している。

パーキンソン病の人々の脳では、PARISの蓄積により、保護タンパク質PGC-1αの生成が遅くなる。このたんぱく質は、脳に蓄積する活性酸素分子の損傷から脳細胞を保護する。PGC-1αがないと、ドーパミンニューロンが消滅し、パーキンソン病に関連する認知的および身体的変化を引き起こす。

ファルネソールがPARIS蓄積の影響から脳を保護できるかどうかを研究するために、研究チームはマウスにファルネソール添加食または通常のマウス食を1週間与えた。次に、研究チームは、脳内のパーキンソン病に関連するたんぱく質α-シヌクレインの事前に形成されたフィブリルを投与した。

その結果、研究チームは、ファルネソール食を与えられたマウスが、パーキンソン病の症状の進行を検出するように設計された筋力と協調性のテストでより良いパフォーマンスを示したことを発見したという。平均して、このマウスは通常の食事を与えられてα-シヌクレインを注射されたマウスよりも100%優れたパフォーマンスを示したという。

その後、2つのグループのマウスの脳組織を調べると、ファルネソールを添加した食事を与えたマウスは、通常食のマウスの2倍の健康なドーパミンニューロンを持っていることがわかったという。ファルネソールを与えられたマウスはまた、通常食のマウスよりも脳内に約55%多くの保護たんぱく質PGC-1αを持っていた。

「我々の実験は、ファルネソールがドーパミンニューロンの喪失を有意に防ぎ、マウスの行動障害を逆転させたことを示し、パーキンソン病を予防するための潜在的な薬物治療としての可能性を示している」と研究者はコメントしている。

出典は『サイエンストランスレーショナル医療』。 (論文要旨)      
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