2021.8.25
, EurekAlert より:
大気汚染のある地域でも、定期的な運動を行うことで、自然の原因による死亡のリスクを減らすことができるようだ、という香港中文大学からの研究報告。
研究チームは、2001年から2016年にかけて18歳以上の384,130人を集め、2019年5月31日まで追跡調査し、自然の原因による死亡(病死および自然死)のリスクに対する定期的な運動と微粒子物質への長期曝露の影響を明らかにしようとした。
解析の結果、大気汚染地域でも、不活動と比較してより高いレベルの定期的な運動が有益であるが、汚染への曝露は少ないほうが良いことが明らかになったという。
「定期的な運動は、大気汚染への暴露に関係なく死亡のリスクを減らし、大気汚染は一般に、定期的な運動に関係なく死亡のリスクを高める。したがって、比較的汚染された地域に住む人々であっても、習慣的な運動を健康改善戦略として促進する必要がある」と研究者はコメントしている。
出典は『カナダ医師会雑誌』。 (論文要旨)
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