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[栄養]  ビタミンCと瘢痕強度:歴史的研究の新たな分析
2021.8.23 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ビタミンCは、WHOの推奨量よりもかなり多く必要である可能性がある、という米国ブリガム・アンド・ウイメンズ病院からの研究報告。

1944年の歴史的二重盲検対照試験は、1日10 mgのビタミンC摂取が、創傷治癒の障害、および推論によって、心臓病や脳卒中などの他のコラーゲン関連疾患の予防と治療に十分であるという一般的な説明につながった。WHOは、この説明に基づいて、ビタミンCの推奨栄養摂取量を設定している。

けれども、この説明は、眼球法として知られるデータ評価法に基づいている。1944年の試験は、瘢痕の強さに関する参加者データが公開され、10mgという説明の妥当性を統計的に調査する機会が提供されているが、実施はされていなかった。

研究チームの分析の結果、平均11.5カ月の追跡期間に、10mg/日のビタミンC摂取は、80mg/日のビタミンC摂取と比べて、42%弱い瘢痕強度に関連したことが示されたという。

コラーゲン関連疾患を防ぐために必要なビタミンCは、国立医学アカデミーや欧州食品安全委員会の75-110mg/日の範囲であり、WHOのそれではないことが示唆された。

「試験データの堅牢なパラメトリック分析は、人口の97.5%の弱い瘢痕強度を防ぐために、1日平均95mgのビタミンC摂取が必要であることを明らかにしている。このビタミンC摂取量は、WHOが推奨する1日45 mgのビタミンC摂取量の2倍以上である」と研究チームは述べている。

出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)      
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