2021.8.20
, EurekAlert より:
低グリセミックインデックス(GI)食を順守する糖尿病患者は、血糖値、コレステロール、体重、その他のリスク因子がわずかに改善するようだ、というカナダ・トロント大学などからの研究報告。
研究チームは、糖尿病における低GI食の効果を3週間以上にわたって検討した27件のランダム化比較試験を解析した。
その結果、低GI食は、高GI食と比較して、血糖値(HbA1c)の小さいが臨床的に意味のある減少と関連していることが明らかになった。
低下は、空腹時血糖値、LDLコレステロール、体重、CRPなどの他のリスク因子でもみられたが、血中インスリンレベル、HDLコレステロール、腹囲、血圧にはみられなかった。
「低GIの食事パターンは、糖尿病のリスク因子をわずかだが有意に減少させることができる、許容可能で安全な食事戦略とみなすことができるだろう」と研究チームは結論付けた。
出典は『英国医学雑誌(BMJ)』。 (論文要旨)
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