2021.8.18
, EurekAlert より:
より多くの植物性食品を食べることが、若年成人の心臓病リスクを下げるかもしれない、という米国ミネソタ大学からの研究報告。
研究チームは、CARDIA(若年成人の冠動脈リスク発達)前向き研究の参加者4,946名を対象に、0, 7, 20歳の時点で食事調査を実施した。食品は、心血管系疾患との既知の関連に基づいて、有益な食品(果物、野菜、豆、ナッツ、全粒穀物)、有益でない食品(フライドポテト、高脂肪赤肉、塩味スナック、ペストリー、ソフトドリンク)、中立的食品(ジャガイモ、精製穀物、赤身肉、貝)に分類された。有益な食品が多いとスコアが高く、有益でない食品が多いとスコアは低くなった。
32年間の追跡期間中に、289人が心血管系疾患と診断された。
長期的な食事スコアが上位20%の人は、年齢、性別、人種、平均カロリー摂取量、学歴、家族歴、喫煙、身体活動などの因子を調整後、心血管系疾患を発症するリスクが52%低いことが明らかになったという。
「この研究は観察研究であるため、食事と心臓病の因果関係を証明することはできない」と研究者はコメントしている。
出典は『米国心臓学会雑誌』。 (論文要旨)
|
|