2021.8.16
, EurekAlert より:
超低炭水化物ケト(ジェニック)ダイエットの、これまでで最も包括的なレビューが、ケトダイエットに妊婦と腎臓病患者の健康への懸念があることを発見した、という責任ある医療のための医師会による報告。
研究チームは以下のことを発見したという。
●低炭水化物ダイエットは 、女性が葉酸を摂取している場合でも、赤ちゃんの神経管欠損のリスクが高いことに関連しており、ケトダイエットは、妊娠中または妊娠する可能性のある女性にとって特に安全ではない可能性がある。 ●高たんぱく質のケトダイエットは、腎臓病のある人の腎不全を早める可能性がある。 ●ケトダイエットは、多くの患者にとって「悪玉コレステロール」レベルを上昇させる。 ●ケトダイエットは万能薬のように宣伝されているが、長期的には安全ではない可能性がある。 ●炭水化物を極端に制限すると、食事ががんの原因となる食品に偏りがちになる。実際、典型的なケト食品は、心臓病、がん、糖尿病、アルツハイマー病のリスクの増加に関連している。これらは、多くの場合、それが助けると宣伝されている病気そのものである。
「腎臓病患者と妊婦への重大なリスクに加えて、ケトダイエットは他の人にもリスクがある。ケトダイエットはLDLコレステロール値を上昇させ、全体的な慢性疾患のリスクを高める可能性があるからだ」と研究者は説明している。「ケトは短期的に体重を減らすことはできるが、このアプローチが他の減量ダイエットよりも効果的であるわけではない。」
出典は『栄養学の最前線』。 (論文要旨)
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