2021.8.5
, EurekAlert より:
より活動的に体を動かし、テレビ視聴など座位行動を減らせば、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)のリスクが下がるかもしれない、という米国ブリガム&ウィメンズ病院からの研究報告。
研究チームは、米国の看護師研究および看護師研究II(女性)、そして医療専門職追跡研究(男性)の参加者138,000人以上のデータを解析した。10-18年の追跡期間中に8,733人がOSAの診断を受けた。
種々の因子を調整後、週3時間のランニングに相当する活動レベルの人々が、週2時間の平均的なペースでのウォーキングに相当する活動レベルの人々に比べて、OSAの発症リスクが54%低いことが明らかになったという。
また、1日4時間以上TV視聴をする人々は、座位時間が最小の人々に比べて、OSAの発症リスクが78%高く、座位行動中心の職業の人々は、座位時間が最小の人々に比べて、OSAの発症リスクが49%高かった。
「我々の結果は、アクティブなライフスタイルを促進することでOSAの発生率を減らすことができることを示唆している」と研究チームは結論付けた。
出典は『欧州呼吸器雑誌』。 (論文要旨)
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