2021.8.2
, EurekAlert より: 
別の小学校の生徒による食事選択を評価させると、それが健康・不健康にかかわらず、自分の食事選択が健康的になる、というアラブ首長国連邦の小学5-6年生467人を対象の介入研究。
研究チームは、アラブ首長国連邦のアブダビにある3つの国際小学校で、5-6年生476人(女子54.4%)を対象に介入研究を実施した。別の小学校のために栄養士が作成した4つの食品構成がクラス単位でランダムに割り当てられて提示された。(1)健康な食品、(2)不健康な食品、(3)健康な食品+評価、(4)不健康な食品+評価。評価群は、食品構成を見せられてそれを評価(非常に不健康、不健康、健康、非常に健康)した。(1)(2)では評価は行われなかった。その後、全員がトレイから好きな食品を4つ選択するように求められた。
その結果、別の小学校の食品選択の評価を求められた小学生は、その食品選択が健康的か不健康かにかかわらず、自分の食品選択を健康的なものにしたという。5年生より6年生のほうが改善が顕著であった。
「個人にもっと意図的に考えさせることが意思決定に重要であるようだ」と研究者はコメントしている。
出典は『子供の発達』。 (論文要旨)
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