2021.7.13
, EurekAlert より:
ジャンクフードは、車両衝突の重要な要因であることが多い疲労感を高めることにより、トラック運転手の危険運転のリスクを高める可能性がある、という中国科学院心理研究所からの研究報告。
プロのトラック運転手の運転行動に対する食事パターンの潜在的な影響を調べた研究はほとんどない。
この知識ギャップを埋めるために、研究チームは、中国・蘇州にある運送会社の男性トラック運転手389人を対象に、食事パターン、倦怠感、運転行動が関連しているかどうかを評価した。
データ解析の結果、野菜が豊富な食事は、安全な運転行動と強く関連していることが明らかになった。動物性たんぱく質主体の食事は、エラー率の上昇、集中力の低下、軽微な交通違反と強く関連していた。スナックは安全でない運転行動と強く関連していた。
疲労が運転行動に対する食事パターンの影響を媒介した可能性があり、野菜が豊富な食事は疲労の低下と、動物性たんぱく質とスナックは疲労の上昇と関連しているようだ、と研究チームは結論付けている。
出典は『職業環境医学』。 (論文要旨)
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