2021.7.9
, EurekAlert より:
植物ベースの食事は、高塩分で高血圧を促進された妊娠ラットに有意な保護効果をもたらすようだ、という米国ジョージア医科大学からの研究報告。
研究チームは、塩分に反応して自然に高血圧を発症しやすいモデルラットをもちいて実験を行った。
その結果、全粒穀物ベースの固形飼料を摂取したモデルラットは、カゼインベースの飼料を摂取したモデルラットに比べて、高血圧とそれに関連する腎損傷が著しく少ないことが明らかになった
さらに、全粒穀物ベースの固形飼料を摂取した妊娠モデルラットは、子癇前症を起こさなかったが、カゼインベースの飼料を摂取した妊娠モデルラットでは約半数が子癇前症を発症した。
「動物性たんぱく質は塩分の効果を増幅する。そこには腸内細菌叢が関与しているようだ」と研究者はコメントしている。
出典は『妊娠高血圧』。 (論文要旨)
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