2021.6.24
, EurekAlert より:
1日おきの24時間断食は、同じカロリーを毎日に振り分けた場合よりも減量効果が低いようだ、という英国バース大学からの研究報告。
研究チームは、普通体重(BMI20.5-24.9)で健康な36名を対象に、摂取カロリーをそろえた隔日断食の効果を3週間にわたるランダム化対照臨床試験で検証した。参加者は3群に分けられ、それぞれ(1)24時間の断食と翌日150%のカロリー摂取を繰り返す、(2)毎日75%のカロリー摂取、(3)24時間の断食と翌日200%のカロリー摂取を繰り返す、とした。
その結果、(2)毎日75%のカロリー摂取群は、-1.91kgの減量と、-1.75kgの体脂肪減がみられたが、(1)隔日断食群では、-1.60kgの減量と、-0.74kgの体脂肪減と、脂肪の低下が少なかった。カロリー制限のない(3)群では、統計的に有意な減量は観察されなかった。
「間欠断食は特効薬ではない。我々の結果は、断食が通常のダイエットに比べて優れてはいないことを示唆している」と主任研究者のジェームス・ベッツ教授はコメントしている。
出典は『サイエンストランスレーショナル医療』。 (論文要旨)
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