2021.6.11
, EurekAlert より:
人々はオンラインで買い物をするとき、実店舗と比べて、より多くのお金を使い、より多くの品目を購入するが、キャンディやデザートの購入は少なくなるようだ、という米国ハーバード大学からの研究報告。
研究チームは、米国メイン州で実店舗とオンラインの買い物を少なくとも1回した137名を対象に、2015年から2017年までの合計5,573回の買い物について調査した。
その結果、オンラインでの購入は実店舗と比べて、1回あたりの支出が平均44%多くなったことがわかった。けれども、オンラインでは、キャンディ、冷凍デザート、クッキーやケーキなどのスナック類への1回あたりの支出額が平均2.50ドル減少していることも明らかになった。
加糖飲料と塩味のスナックへの支出には違いがみられなかった。
「食料品をオンラインで購入する人が増えているため、それが購入する食品の栄養プロファイルにどのように影響するかを理解することが非常に重要になる」と筆頭著者のローラ・ザッツ博士は述べている。
「心強いことに、我々の結果は、オンライン食料品の買い物がいくつかの不健康な商品への支出の削減に関連していることを示している。けれども、パーソナライズされたポップアップ広告などの洗練されたオンラインマーケティング戦略がそれを無効にしないように、今後も買い物パターンに注視するべきであろう。」
出典は『栄養教育行動雑誌』。 (論文要旨)
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