2021.6.7
, EurekAlert より:
夕食に精製された炭水化物や脂肪の多い肉を食べる人は、朝食に同様の食事を食べる人よりも心血管系疾患のリスクが高くなるようだ、という中国ハルビン医科大学からの研究報告。
研究チームは、米国の国民健康・栄養調査(NHANES)から27,911名の米国成人のデータを使用して、連続しない2日間に収集された食事情報を解析し、参加者の心血管系疾患の発症率との関連を調査した。
「食事の質とタイミングは、心臓病リスクを下げる方法を探すときに考えるべき重要な因子である。今回の研究では、夕食の低品質の炭水化物と動物性たんぱく質を等カロリーの高品質の炭水化物と植物性たんぱく質に置き換えることで、心血管系疾患のリスクが約10%低下することが明らかになった」と研究者は述べている。
「特に心臓病のリスクが高い人は、常に健康的な食事を摂ることをお勧めするが、夕食の代わりに朝食に肉や精製した炭水化物を食べるとリスクが低くなることがわかった」と研究者はコメントしている。
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
|