2021.5.25
, EurekAlert より:
セリアック病ではない中年女性が長期にわたってグルテンを摂取しても、認知機能には影響がみられないようだ、という米国マサチューセッツ総合病院などからの研究報告。
研究チームは、看護師健康研究IIの参加者で、セリアック病と診断されたことのない中年女性(平均年齢60.6歳)13,494名を対象に、1991年から20215年にかけての食事調査と、2014年から2019年に実施された認知機能測定のデータを解析した。
解析の結果、長期および短期のグルテン摂取は、認知機能に統計的に有意な変化を及ぼさないことが明らかになった。
「この研究では、長期のグルテン摂取は、セリアック病のない中年女性の認知スコアとは関連していなかった。我々の結果は、セリアック病や確立されたグルテン感受性がない場合に認知機能を維持するために食事性グルテンを制限するという推奨事項を支持しない」と研究チームは結論付けた。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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