2021.5.19
, EurekAlert より:
食品の日付表示に関する誤解は一般的であり、消費者の理解を向上させるために教育的コミュニケーションが必要であろう、という米国ジョージワシントン大学などからの研究報告。
「傷んでいるから捨てろ」という意味なのか、それとも「味が落ちている」という意味なのか、食品の日付ラベルは、消費者が食品について十分な情報に基づいて決定できるようにする上で重要な役割を果たしている。
研究チームは、合理化された2日付ラベリングシステムについての消費者の理解を評価するために、米国の2,607人の成人を調査した。
「BEST If Used By(賞味期限)」ラベルが、日付以降に食品の品質が低下する可能性を意味することを知っていたのは、調査回答者の半数未満(46%)だった。「USE By(消費期限)」ラベルが、日付以降に食品を安全に食べることができないことを意味することを知っていたのは、調査回答者の4分の1未満(24%)だった。
教育メッセージを見た後でも、37%の消費者は「BEST If Used By」ラベルの具体的な意味を理解しておらず、48%は「USE By」ラベルの具体的な意味を理解していなかった。
「我々の調査によると、圧倒的多数の消費者が、日付ラベルを使用して食品に関する決定を下し、ラベルの意味を知っていると述べている」と主任研究者のキャサリン・ターベイは述べている。「日付ラベルを自信を持って使用しているにもかかわらず、多くの消費者はラベルを誤解し、ラベルの意味を説明する教育メッセージを読んだ後も誤解し続けた。」
出典は『栄養教育行動雑誌』。 (論文要旨)
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