2021.5.12
, EurekAlert より:
心臓の健康状態がコーヒーの摂取量に反映しており、これは遺伝子に起因するものであるようだ、という豪州サウスオーストラリア大学からの研究報告。
研究チームは、英国バイオバンクのデータを使用して、390,435人の習慣的なコーヒー消費量を調べ、これを収縮期および拡張期血圧のベースラインレベル、およびベースライン心拍数と比較した。因果関係の解析には、遺伝子変異のランダム性を利用したメンデル・ランダム化を使用した。
解析の結果、高血圧、狭心症、不整脈のある人は、そのような症状のない人と比較して、コーヒーを飲む量が少ない、カフェイン抜きのコーヒーを飲む、またはコーヒーを完全に避ける可能性が高いことを発見したという。これは遺伝子変異に基づくものだった。
「我々の遺伝が、我々の飲むコーヒーの量を積極的に調節し、我々を過度の摂取から保護していることを示す肯定的な発見である」と研究者はコメントしている。
出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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