2021.5.6
, EurekAlert より:
大学の前に対人的トラウマ(身体的暴行、性的暴行、または望まない性的体験)にさらされた学生は、危険なアルコール使用の可能性が高まるが、ロマンチックな関係は、それを軽減するようだ、という米国バージニアコモンウェルス大学からの研究報告。
研究チームは、恋愛関係が大学生のアルコール使用に対するトラウマ曝露の影響を軽減または悪化させる役割を果たす可能性があるかどうかを調査した。対人的トラウマを経験した学生は、対人的トラウマにさらされていない学生に比べて、大学時代により多くのアルコールを摂取し、アルコール使用レベルの高いパートナーとの関係にある学生の飲酒がより顕著であることがわかったという。
この調査には、2011年から2014年の間に大学のプロジェクトである「科学精神(Spit for Science)」に参加した約9,000人の学生が参加した。参加者は、新入生の年の秋にベースライン評価を完了し、その後は毎年春にフォローアップ評価を完了するように招待された。参加者が、ベースラインで調査を完了し、少なくとも1つのフォローアップ評価を完了した場合、調査に含めた。
「大学の健康行動において人間関係とパートナーが持つ両刃の役割を強調するものだ」と研究者はコメントしている。
出典は『中毒』。 (論文要旨)
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