2021.4.27
, EurekAlert より:
入院時に高用量のビタミンDを投与しても、中等度または重度のCOVID-19患者の状態は改善されないようだ、というブラジル・サンパウロ大学からの研究報告。
研究チームはビタミンDの投与がCOVID-19患者に及ぼす影響について、240名の患者を対象に二重盲検ランダム化プラセボ対照臨床試験を実施した。ランダムに2群に分けられ、20万IUのビタミンD3またはプラセボが単回投与された。
その結果、ビタミンDの投与は、入院期間、ICUへの入院、挿管、死亡のいずれのリスクも軽減しなかったという。
「したがって我々は重篤なCOVID-19の入院患者にビタミンDを投与する意味はないということができる」と研究者はコメントしている。
出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)
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