2021.4.15
, EurekAlert より:
食物摂取の量とタイミングに関する仮想的な決定に対する運動の影響を調査した独ミュンヘン工科大学などからのランダム化クロスオーバー試験。
平均BMIが23.7で19-29歳の健康な参加者41人(女性23人、男性18人)が、最初の訪問時に45分の運動セッションまたは同じ時間の休憩セッションのいずれかにランダムに割り当てられた。2回目の訪問時には他方の条件に割り当てられた。
運動群に振り分けられた参加者は、運動の前に、空腹と満腹感の主観的評価、食べる食品の好ましい量、および摂取のタイミングが異なる食品の選択について、電子アンケートに回答した。参加者は、各食品の希望するポーションサイズをリストすることによって、食品の量の好みを示した。好みは、即時または4時間後の食品摂取について選択して回答した。
最初のアンケートに回答した後、参加者は自転車エルゴメーターで45分間の有酸素運動を行った。その直後、彼らは2回目の電子アンケートに回答し、30分の休憩後に3回目に回答した。トレーニングなしのグループも同じ手順で、ただし45分間の身体活動の代わりに休憩を取った。
休憩と比較して、運動は、運動直後と30分後の両方で、選択される食物の量をわずかに増加させた。運動はまた、運動直後と30分後の両方で(4時間後でなく)即時の食物摂取に対する好みを増加させた。
「人が食べたい量や「緊急性」などの特定の特性が、運動の過程で変化することを初めて示すことができた」と筆頭著者のカルステン・ケーラー教授は述べている。「この結果は、運動をする人がトレーニングセッションの後に大量の食べ物をより素早く食べたくなる可能性があることを示唆している。減量は多くの人にとって運動の主な動機であり、望ましい減量を達成できないと運動をやめる可能性が高いので、運動を始める前に後で何を食べたいかを考えるのは良い戦略かもしれない。」
出典は『栄養素』。 (論文要旨)
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