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[運動]  ウォーキングは「自分1人で」がいい?!
2021.4.7 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

パートナーと定期的にウォーキングする習慣は素晴らしいが、一方で健康上のメリットを減らしているかもしれないという。カップルでのウォーキングは歩行速度が低下する傾向にあるというのがその理由だ。米・パデュー大学の研究。

この研究では25-79歳までの72組のカップルの歩行時間と歩行速度を調べた。参加者には、様々な設定−例えば障害物のある経路、無い経路を歩いたり、パートナーと一緒に、またはさらに手をつないで歩く、1人で歩くなどしてもらった。

「私たちの研究では、約束された関係にあるパートナーが、運動を含めて互いの健康的なライフスタイル行動を促進するために欠かせないサポートを提供することが多いため、カップルに焦点を当てたのです」と、人間発達・家族学の研究者・フランク准教授は述べています。

看護学のリチャーズ准教授は、「パートナー同士で歩くことで歩行速度が低下しないことが望ましいと思っていました。遅い方が速い方に合わせてスピードを上げると良いと考えていたのですが、そうではありませんでした。しかしながら、身体活動や、速度に関係なくウォーキングは、何もしないよりはましだということを心に留めておくことが重要です」。

特に米国人は、毎週150分の適度な活動の目標を達成することが奨励されているため、配偶者、パートナー、または友人と一緒に歩いたり運動したりするのが一般的であるという。

「他の人と一緒に歩くことで大幅に減速した場合、より速いペースで一人で歩いた場合の健康上の利点の一部が無効になってしまうかもしれません」とリチャーズ准教授。

健康・運動学の教授であるリートディク氏は、歩行速度は全身の健康に関連しているとして、重要視している。歩行速度は、転倒リスク、機能的能力、障害の回復、および死亡率を予測できるという。

ウォーキングは最も簡単なアクティビティの1つだが、加齢に伴い歩行速度は低下する傾向がある。活動的な状態を維持するために他のフィットネスルーチンを見つける必要が生じる場合があるとのことだ。

出典は『歩調と姿勢』。 (論文要旨)      
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