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[栄養]  健康と福祉の向上のために「食糧安全保障」から「栄養安全保障」に移行する時
2021.4.5 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

米国は1960年代には第二次大戦後の飢餓が主要な問題だったが、1990年代には飢餓から「食糧安全保障」へとシフトした。だが今や、単に食品にアクセスできるという「食糧安全保障」ではなく、健康的で栄養のある食品にアクセスできる「栄養安全保障」にシフトするべき時ではないか、という『JAMA』誌視点欄記事。

食糧安全保障の概念は、安全で栄養価が高く、個人の好みと一致する食品へのアクセスと手頃な価格に焦点を当てている。けれども実際は、「栄養価の高い」部分が、国の政策や解決策で見過ごされたり失われたりすることが多く、その結果、食品の質よりも量に重点が置かれている、とタフツ大学のダリウシュ・モザファリアンら研究チームは述べている。

研究チームは、「栄養安全保障」を、病気を予防し、必要に応じて治療しながら、幸福を促進する食品や飲料への一貫したアクセスと入手可能性および手頃な価格と定義している。栄養安全保障は、食品がすべての人々に栄養を与えなければならないことを認識する、より包括的な見方を提供するものであるという。

「 『栄養安全保障』は、食料安全保障のすべての目的を組み込んでいるが、すべての人にとって健康的で健康的な食べ物や飲み物の必要性にさらに重点を置いている。すべてのアメリカ人のための栄養安全保障という新たなフォーカスは、食糧だけでなくすべての人にウェルビーイングを提供するという本当の解決策を結晶化し触媒するのに役立つだろう」とモザファリアン教授は述べている。

出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)      
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