リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[子供]  妊娠中のカフェイン摂取が、赤ちゃんの体重を軽くする?
2021.3.31 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

1日平均0.5杯のコーヒーに相当するカフェイン(約50r)を摂取した妊婦は、カフェイン飲料を摂取しなかった妊婦よりも、わずかに小さな子供を出産したようだ、という米国ユーニスケネディシュライバー国立小児保健発達研究所の報告。1日200r未満の摂取でも注意が必要だという。

研究チームは、12の臨床現場で妊娠8週から13週までに登録された2,000人以上の人種的および民族的に多様な女性に関するデータを分析した。女性らは非喫煙者であり、妊娠前に健康上の問題はなかった。妊娠10週から13週までに、女性らは血液検体を提供し、後でカフェインとパラキサンチン(カフェインの分解産物)について分析された。女性らはまた、過去1週間のカフェイン入り飲料(コーヒー、紅茶、ソーダ、エナジー飲料)の毎日の摂取量を報告した。

カフェインの血中濃度がゼロまたは最小限だった女性から生まれた乳児と比較して、カフェインの血中濃度が最も高かった女性から生まれた乳児は、出生時体重が平均84g軽く、身長が0.44cm短かった。頭囲は0.28cm小さかったという。

女性ら自身の推定による摂取量を元に解析した結果、1日約50mg(コーヒー0.5杯)の摂取が、カフェインを摂取しなかった女性に比べて、66g軽い出生時体重に関連していることが明らかになった。同様に、太もも周囲は、0.32cm小さかった。

研究チームは、カフェインが子宮と胎盤の血管を収縮させ、胎児への血液供給を減らし、成長を阻害する可能性があると考えられる、と考察している。

出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)      
 「子供」 カテゴリ 最近の注目トピック
  子どもの幸福感、TVやゲームで低下  
  認知症の予防対策は子ども時代から?  
  母乳哺育は認知機能にプラスの効果?  
  農産物と柔軟なリソースは子供たちの健康的な食事を後押し  
  微量栄養素は、ADHDと情動制御不全の子供に有益?  
  母乳育児をした方が良い場合・そうでない場合  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
自分で探してみよう
最新ニュース(EurekAlert!)
最新文献(PubMed)
最新健康食品文献リスト
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康・栄養フォーラム
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
「健康食品」の
  安全性・有効性情報