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[病気]  ビタミンDとオメガ3は心房細動リスクを低下させない?
2021.3.24 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ビタミンDと魚油に含まれるオメガ-3系脂肪酸は、心房細動の発症を予防しないようだ、という米国シダーズサイナイ医療センターからの研究報告。

研究チームは、心血管系疾患、がん、または心房細動の既往のない50歳以上の男女25,119人(平均年齢66.7歳)を対象とした2×2因子ランダム化臨床試験の補助研究を実施した。参加者は、2011年11月から2014年3月まで、米国の50州すべてから直接郵送で募集され、2017年12月31日までフォローアップされた。

参加者は、EPA-DHA(460mg/日のEPAおよび380mg/日のDHA)およびビタミンD3(2000IU/日)またはEPA-DHAおよびプラセボまたはビタミンDおよびプラセボまたは2つのプラセボを受け取るようにランダム化された。

解析の結果、海産性オメガ-3系脂肪酸とプラセボの間には、心房細動の発症率に有意差はなかったという(ハザード比1.09)。またビタミンD3サプリメントとプラセボについても同様に有意差はみられなかった(ハザード比1.09)。

「我々の推奨は同じままだ」と筆頭研究者のクリスティーン・アルバート医師は語っている。「我々の研究結果は、心房細動の予防のために魚油やビタミンDサプリメントを摂取することをサポートしない。」

「けれども、高用量のオメガ-3系脂肪酸サプリメントで心房細動のリスクが増加することを発見した他の最近の試験とは異なり、我々の研究では、1日1グラムの魚油で心房細動のリスクが大幅に増加することは見つからなかった。他の健康状態のために低用量の魚油を服用している個人にとっては朗報だろう。」

出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)      
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