2021.3.18
, EurekAlert より:
子供の食事ガイドラインを改訂して、子供たちが野菜を好むことを学び、もっと野菜を食べるようになる、より実践的なアドバイスとすべきだ、という豪州フリンダース大学などからの研究報告。
研究チームは、5歳までの子供が野菜を好きになるような介入の有効性を検証した系統的レビューのアンブレラレビューを実施した。
その結果、生後6カ月から5歳の間に10回以上特定の野菜に曝露させることでその野菜を好きになりより多く食べる可能性が高まることが明らかになったという。
また、(果物でなく)野菜を最初の食品として提供する、野菜以外の報酬を用いて野菜を食べることを奨励する、野菜ベースの物語の本を読み聞かせる、といった戦略の有効性も明らかになったという。
「生涯にわたる野菜摂取の欠如は、慢性疾患、肥満のリスク上昇など、健康に影響を及ぼすことがわかっている。だからこそ、子供たちにサヤインゲン、エンドウ、ニンジン、芽キャベツなどの様々な野菜を好きにさせることがきわめて重要である」と共筆頭研究者のレベッカ・ゴーレイ教授はコメントしている。
出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)
|