2021.3.10
, EurekAlert より:
加糖飲料を定期的に飲んだ乳がん患者は、全死因による死亡リスク、特に乳がんによる死亡リスクが高いようだ、という米国ニューヨーク州立大学バッファロー校からの研究報告。
ダイエット以外のソーダを飲んだことがない、またはめったに飲まない女性と比較して、ダイエット以外のソーダを週に5回以上飲んだと報告した女性は、何らかの原因で死亡する可能性が62%高く、乳がんで死亡する可能性が85%高かった。
研究チームは、35-79歳の乳がんと診断された927人の女性の加糖ソーダと全死因および乳がん死亡率の関係を評価した。参加者は西部ニューヨーク曝露と乳がん(WEB)研究に登録され、平均19年間追跡調査された。
この研究では、乳がん診断前の12-24か月間の参加者の飲食物摂取量を評価するために、食物摂取頻度アンケートが使用された。乳がんと診断された女性の41%が追跡期間の終わりまでに死亡した。
「ダイエット以外のソーダは、糖分と余分なカロリーの最大の要因だが、栄養的に有益なものは何ももたらさない」と筆頭著者のナディア・コイラティは説明している。「一方、お茶、コーヒー、100%フルーツジュースは、糖分を加えない限り、抗酸化物質やビタミンによって栄養価を高めるため、より健康的な飲料の選択肢といえる。」
出典は『がん疫学バイオマーカー&予防』。 (論文要旨)
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