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[病気]  肥満リスクと疾病保護に関係する62の遺伝子を同定
2021.3.1 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

体脂肪の上昇と、肥満によるネガティブな健康影響からの保護効果の両方に関連する遺伝子を明らかにした、というデンマーク・コペンハーゲン大学などからの研究報告。

肥満者は、血糖値、血中脂質、血圧などが高めの傾向があり、心血管系疾患や代謝系疾患のリスクが高いと考えられる。けれども、研究者らによれば、肥満者の45%は、それらが健康な範囲に収まっていて、疾患リスクは高くない。どうして肥満でも健康的な人々がいるのか、その理由はよくわかっていなかった。

今回、コペンハーゲン大学などの研究チームは、体脂肪の上昇と、肥満によるネガティブな健康影響からの保護効果の両方に関連する遺伝子を明らかにした。

主任研究者のトマス・キルペレネン准教授は、この知見が高い体脂肪を高い糖尿病、心血管疾患リスクから切り離す生物学に新たな光を当てるものだとしている。

「同定された遺伝子は、健康的な脂肪組織を維持する助けになることで我々の健康に有益であるようにみえる。その遺伝子の幾つかは、糖尿病や新家肝疾患のリスクを下げるための新たな治療法の開発の標的となるだろう」とキルペレネン准教授は述べている。

研究チームは、その体脂肪と疾患リスク指標を評価されていた数十万人の人々のデータを解析した結果、体脂肪を高め心血管疾患のリスクを低くする62の遺伝子座を同定した。そこには、脂肪細胞の制御と発達、体脂肪分布、エネルギー制御、炎症に関する遺伝子が含まれていた。

「我々はデータドリブンなアプローチを使用して、脂肪組織の健康にかかわる新たな遺伝子を発見した。既知の不健康な肥満とリンクする中枢神経系にかかわる食欲をコントロールする肥満遺伝子ではなくて」と共同研究者のラム・オパル・ファンは語っている。

「明らかに、肥満は複雑な疾患であり、過剰な体重をもつすべての人が心血管疾患のリスクを高めるわけではない。どの遺伝子が糖尿病や心血管疾患の発症から我々を守ってくれるかを知ることは、よりよい肥満治療のために我々の助けになるだろう」と共同研究者のルース・ロース教授はコメントしている。

出典は『ネイチャー代謝』。 (論文要旨)      
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