2021.2.22
, EurekAlert より:
米国では食料不安を抱え、食事の備蓄や計画性に欠ける家庭が27%に上るという調査結果が発表された。イリノイ大学からの報告。
研究チームは、イリノイ州全域で小学生の子供がいる500以上の家庭を対象に、食料安全保障、食料備蓄と計画、食事時間の組織を調査した。
分析の結果、家庭は3種類のカテゴリに分類できることがわかったという。
1)食料不安がなく、家事が高度に組織化されている:55% 2)食料不安があり、食事の備蓄と計画の意識が最低である:27% 3)食料不安のレベルが1)と2)の間にあり、家事は1)と同レベル:18%
2番目のカテゴリの家庭では、家族そろっての食事が少なく、食事中のテクノロジー使用(スマホなど)が多く、また外食・中食が多いことが明らかになったという。これらの特徴はすべて健康度の低い食事摂取との関連が知られているものである。
「家族の食事時間は重要である。些細なことに思われるかもしれないが、家族生活のこのありふれた側面は本当に大切なものであり、改善すべきものである」と研究者はコメントしている。
出典は『食欲』。 (論文要旨)
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