2021.2.16
, EurekAlert より:
乳幼児向け食品パッケージの前面の説明は、実際の成分量を正確に反映していないようだ、という米国ペンシルバニア州立大学からの研究報告。
研究チームは、市販の乳幼児食品500件以上をデータベース化し、成分と表示の関係を検討した。
製品名に記載された野菜や果物が成分リストに入っていない例はひとつもなかったが、製品名はかならずしも成分リストを反映していないことが明らかになった。
パッケージの前面ラベルには、緑黄色野菜の名前が表示されることが多かったが、含有量の順である成分リストにおける緑黄色野菜の平均的な順番は4番目だった。
また、(濃縮)果汁に含まれる一般的な果物の名前は前面表示には現れないことが多かった。これは甘味料としての濃縮果汁の使用に注意を引き付けることを避けるためではないかと研究者らはみている。
「乳幼児向け食品の製造企業は、消費者を混乱させて商品を購入させようとしている場合があるようだ」と研究者はコメントしている。
出典は『栄養教育行動雑誌』。 (論文要旨)
|