2021.1.14
, EurekAlert より:
食物繊維と一価不飽和脂肪酸を豊富に含むアボカドを毎日食べると、腸の健康を改善するのに役立つようだ、という米国イリノイ大学農学部からの研究報告。
研究チームは、BMIが25以上の肥満成人163人(25-43歳)を対象に、2群に分け、1群にはアボカドの含まれた食事を、別の1群にはアボカドを含まない食事を12週間にわたってすべて提供した。参加者は、4週間ごとに実際に食べた物すべてを記録した。
その結果、毎日アボカドを食べた人は、食べなかった人に比べて、食物繊維を分解して腸の健康をサポートする代謝物を生成する腸内細菌がより豊富になることが明らかになったという。また微生物の多様性も高まった。
「アボカドの摂取は参加者の胆汁酸を減らし、短鎖脂肪酸を増やした。こうした変化は、有益な健康上の結果と相関するものである」と筆頭研究者で大学院生のシャロン・トンプソン氏はコメントしている。
出典は『栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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