2021.1.7
, EurekAlert より:
新しいコンビニができると子供の肥満リスクが高まるが、新しい小規模食料品店の場合はリスクが大きく低下するようだ、という米国アリゾナ州立大学からの研究報告。
研究チームは、ニュージャージー州の4つの都市で3-15歳の貧困層の子供(449名)を3-5年間追跡調査して、家の周りの食品環境の変化と子供のBMIの変化の関連を検討した。
解析の結果、子供の家から1マイル以内に新規のコンビニが開店すると24か月で、BMIが高い群の仲間入りをするリスクが11.7%高まることが明らかになった。逆に、1マイル以内に小さな食料品店が開店すると24か月で、BMIが高い群の仲間入りをするリスクは37.3%低下した。
スーパー、レストラン、薬局については、そうした子供のBMIとの関連は見られなかった。
「我々は、スーパーについては一貫した結果を見つけられなかったが、大規模店舗が食品環境の重要な特徴ではないことを示唆するものではない。密集した都市に住む子供たちは元々多くのスーパーにアクセスできるので変化がなかったのだろう」と研究者はコメントしている。
出典は『栄養食事療法アカデミー雑誌』。 (論文要旨)
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