2020.12.28
, EurekAlert より:
無関係な情報や利用できない選択肢は、人々に悪い選択をさせることがよくあり、両方の要素が存在する場合、不適切な決定の可能性はさらに高くなるようだ、という米国レンセラー工科大学からの研究報告。
筆頭著者のイアン・チャッド助教授ら研究チームは、各々40を超える質問で構成される222の個別の試験を含む実験を通じて、情報の提示方法は実際に重要であることを明らかにした。無関係な情報を含む感情で行われた意思決定には、時間、認知および結果のコストが伴う。
「本調査結果は、選択アーキテクチャ、つまり人々が意思決定をする環境を作り出すデザインプロセスについて、多くのことを語ってくれる」とチャッド助教授は言う。「多くの情報が利用できる環境においては、消費者が無関係であることを発見した情報をふるいにかける能力をもつことがなによりも重要である。」
出典は『実験経済学』。 (論文要旨)
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