2020.12.16
, EurekAlert より:
Facebookのメッセンジャーで1日2回、肉の健康影響や環境影響についてメッセージを受け取ることで肉の摂取量が低下するようだ、という英国カーディフ大学からの研究報告。
研究チームは、320名の健常者を対象に4群に分け、3つの介入群に肉消費の健康影響または環境影響、またはその両方のメッセージを2週間にわたってFacebookメッセンジャーで、1日2回のダイレクトメッセージを送信した。対照群にはメッセージを送らなかった。
その結果、1日2回ダイレクトメッセージを送信すると参加者が14日間に摂取した赤肉と加工肉の量が大幅に減少した。参加者は、メッセージが送信される前の週には平均して7-8ポーションの赤肉または加工肉を食べていたが、メッセージ送信開始後の2週目には4-5ポーションに減少し、1か月後もそれが維持されたという。
「クリスマスが近づくにつれ、我々が日常的に消費する肉の量と、これが環境や健康に与える影響を検討する良い機会だ」と筆頭研究者で大学院生のエミリー・ウォルステンホルム氏はコメントしている。
出典は『心理学の最前線』。 (論文要旨)
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